いよいよ本試験の直前となってきました。
今週末はLゼミは最後になります。
短答ゼミはあと2回です。
連休4日間、短答組の人は最後の追い込み頑張りましょう。
さて、自分は講義の中で2つのナゼを重視してくださいという話をずっとしています。
(ナゼ1)問題や条文において、ナゼその規定になっているのか?
(ナゼ2)問題を解いてナゼ間違えてしまったのか?
今短答ゼミ生向けには毎週質問を募集しています。
(上手く消化できないところもあり申し訳ないところは感じています)
さて、この質問をみて多く感じるのが「ナゼ1」を質問している人が、割と多いということです。
直前期については、「ナゼその規定になっているんだろう?」なんて考えている余裕も時間も、あまりありません。
当然理由付けや、趣旨を考えることは重要です。
ただ、それは通常の学習時期であって、直前期の学習になれば、
・とりあえず解らないのは覚えてしまう
・自分が解けなさそうなのは切り捨てる
という判断も重要です。
試験は合格点を取れば良いわけです。
満点を取る必要はありません。
逆を言えば、今勉強を始められている人、今の時期は「ナゼ1」をしっかり抑えることが重要です。
ただ、勉強始めた頃は「ナゼナゼ」だらけなので、全部考えるのは現実的ではありません。
しかし、最終的には疑問点をしっかり解消していくという気持ちで進めて行くことが重要です。
直前期の学習の話に戻ります。
今の時期は「ナゼそうなっているの?」って考え出したら時間がかかって仕方ありません。
過去問集の解説をじっくり読んで理解して「なるほど!」と言っている時間もあまりありません。
連休中は、繰り返し頻出分野について、解けるようにして行くことが重要です。
逆に「ナゼ2」の「○」の枝にも拘わらず「×」と思ってしまう理由を潰すことは重要です。
例えば過去問の正解が「○」にも関わらず「×」と答えてしまったときに、
・ナゼ1は「ナゼ○なのかを考えること」
・ナゼ2は「ナゼ×を選んでしまったかを考えること」
になります。
直前期はナゼ2が重要ですので、しっかりとナゼ2である間違えている理由を確認するようにしてください。
なお、ナゼ1の理由付けがあった方が確かに解りやすいので、頻出条文については、自分の道場で5/6に復習できるようにする予定です。サクッと復習された方はご活用ください。