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事故の傾向

交通事故は、単独事故は初心者が多いらしいのですが、
右折事故は運転に慣れている人に起こりやすいらしいです。

単独事故は初心者の人がまだ運転間隔が慣れていないのが原因。
右折事故は「多分行けるだろう」という過信が原因なのでしょう。

論文試験も同じで、未経験者と経験者とでは事故を起こす傾向が異なります。
未経験者は、慣れていないため、そもそも論点を知らない、気がつかないということが多いです。
ただ、要件列挙系の問題は、「わからない」から条文を頼りがちです。
その結果、思った以上に要件をしっかり上げられることがあります。

経験者の人は、逆に「慣れ」から、つい判断を焦りがちです。
特に本番は時間がないために、一つの項目を上げただけで安心してしまうことがあります。
例えば、商標の拒絶理由は、4条1項10号だ!とか考えるとつい4条に頭がいってしまいます。
そして3条の要件を落としてしまい、あとで「3条見落としました」となります。

今まで論文で失敗している多くの傾向に「見落とし」があります。
論文自体は相対的に他の人が書けていることをしっかり書く試験です。
なので、問題文、条文のトリガーをしっかり拾いつつ、焦らず書くことが大切です。

1週間の中で、初学者(未経験者)の人は、条文を見ておくといいと思います。
特に過去問で問われている条文をピックアップして押さえると良いです。
結局、過去問で問われている条文をしっかり解れば良いからです。

経験者の人は、トリガーを再度確認する練習をして下さい。
問題文のどの文言から項目が出ているのかをしっかり確認しましょう。

あと、どちらにせよ、PCT、ジュネーブ、マドプロは絶対に復習してください。
一つも出ない可能性は極めて低いです。
特184条、意60条、商68条について、条文を探せるようにしておいてください。
国願法も、聞かれたら引けるレベルには確認をして下さい。

また、出願の流れ、移行の流れ、拒絶理由通知の対応はしっかり押さえて下さい。
マドプロはセントラルアタックまで、一応押さえておいた方が良いです。

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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