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論文試験お疲れさまでした

本日は論文試験お疲れさまでした。

なかなか問題文が長く、大変だったと思います。
家に帰って落ち着くと「あれも書けば良かった」と思うことも多々あります。
本番って緊張しますからね。
冷静に問題解けている人なんていません。

そもそも、論文試験は相対評価です。
今の時点で「論点は、これを落として・・・」なんて考えることもないと思います。
そもそも、ご自身が書いた答案を客観的に「できない」と気がつけるのであれば、余裕で合格レベルです。
「そんな余裕で合格レベルなんて」って思う人は、そこまで気にすることはありません。

選択科目がある人は選択科目頑張って下さい。
免除の人は、すこし休憩した後、口述の勉強をして下さい。

 

さて、一つだけ思うことがあり、あえて書かせて頂きます。

特許庁は、試験の運用を変えるのであれば、事前に受験生にお知らせできないものでしょうか?
今年は急に問題文の切り離しが禁止となりました。
今まで試験要項で記載はないので、どのように運用するかは自由なのかも知れません。
しかし、急に今までのやり方を変えると、動揺する受験生は少なくありません。
更に、今年は特許法で問題が3ページにわたるといった今までにない形式でした。
そのため、見落とした受験生もいると思います。

数年前に口述試験で、突如「法文集を閉じる必要はない」と運用が変わりました。
このときは、まだ受験生にとってプラスに働くので、許容出来る範囲です。
(それでも、後で聞くとやはり混乱したそうです)

今回は、問題文を切り離しできないことは、明らかに受験生にってマイナスだと思います。
また、問題文を切り離していけないという理由が、自分はよく分かりません。

弁理士を受験するみなさんは、本当に人生で色々なことを擬制にして、試験勉強をしています。
そして、合格して、日本の知的財産を守ろうと思っている人たちです。

受験生も事前にお知らせがあるのであれば、まだ心の準備ができると思います。
せめて、特許庁WEBページで、「本年は○○とします」と、告知があるだけも、本当に助かると思います。
試験会場で伝える注意事項を事前にWEBに上げれば済むと思います。
また、注意事項が徹底できることからも、試験を運用する上でもプラスだと思います。

特許庁としても、それぞれの事情はいちいち構っていられないのかも知れません。
また、そういう対応に柔軟に対応できる受験生を望んでいるのかも知れません。
ただ、ほんの少しだけでも、ご配慮頂けると、
もう少し多くの受験生にとって、良い環境で試験を受けられると思います。

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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