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就職に関する質問について

就職関係で質問がありましたので、個人的な意見として回答します。

ゆうしゃ
私の場合、業界未経験、35歳overな上、地方在住のため、フルリモートで雇ってくれる未経験歓迎の事務所を探しています。ですが、最悪どこにも雇ってもらえなかった場合は、いきなり独立する手しかないのかな?とも考えています。
そこで、
・先生の門下生で、いきなり独立した人は過去にいるか
・もしいきなり独立となった場合でも、明細書の書き方をOJT以外で学ぶ手段はあるか
等ご教示いただきたく思います。

まず、特許の弁理士として、
クライアントに迷惑がかからない質の案件を出すには、それなりの修行は必要と考えています。

概ね期間で言えば3年程度、件数で言えば新規出願で100件程度

はやらないと、質の担保は難しいと思います。

当然、案件の種類や、外内案件、中間の件数にもよると思います。
なお3年と書きましたが、本来は自分の出願した案件を中間処理して初めて成長できると思っています。

したがって、いきなり独立という選択肢は自分の中にありません。
上記の件数や期間は、仕事の内容や、本人の能力によって前後すると思います。
また、弁理士によって考え方が違うと思います。

しかし、
「いきなり独立は避けた方がいい」
という点については、どの弁理士に聞いても同じだと思います

次に、年齢と業界未経験については、あまり気にしなくても良いと思います。
自分がよく説明するとき、特許の弁理士であれば
「法律力」「技術力」「語学力」
の3つが必要と伝えています。

このうち、1つでも力があれば、未経験でも採用してもらえることは多いです。
弁理士に合格すれば法律についてはクリアになるので、
あとは技術力or語学力があればよろしいかと思います。
年齢も若い人が欲しい事務所と
それなりに年齢が落ち着いた人が欲しい事務所があります

したがって、事務所に入れないということはないと思います。

最後にフルリモートについてですが、
自分の場合は、経験者であっても、転職直後のフルリモートについては懐疑的です。
仕事をする以上、ある程度その人と人間関係の構築をする必要があると考えています。
その人が「どういう人か」解った後であればいいと思います。
ただ、どんな人かまだ解らない状態ではフルリモートは難しいです。

打合せも最近はWEB会議が増えましたが、個人的にはFace to Faceでの打合せの方が好きです。
なので、割と直接お会いできるクライアントとは、直接打合せをしています。

フルリモートについては、人によって考え方が違うと思います。
実際、フルリモートOKの事務所もありますし、
受講生の事務所でもそのようなところもあります。
なので、この点については事務所次第ですし、個人的な見解と思って下さい。

自分はIT機器どっぷりで生きてきたので、
逆に人のぬくもりを感じたいのかも知れません(そうなのか)

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今週は1週間夏休みです。

といっても、日・月とすこし遠出をしたくらいで、後は自宅でほぼ仕事しています。
夏休みというのは、自分のペースで仕事をできる期間みたいなものだと思っています

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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