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R6の短答試験に基づく条約の勉強について

相談があったのでお答えします。

今年短答試験で条約が難しかったので、条約の対策を早めに(今から?)やった方がいいかというものです。
結論からいうと、今からやるのは少し難しいと思います。

条約については、確かに今年はPCTは難しいです。

ここで、短答試験においては、

・勉強したらできた問題
・勉強してたとしてもできなかった問題

をしっかり切り分けるべきです。

そして、今年のPCTとかは後者になります。
そもそも、今年は本則の出題が少なく、今まで問われていない単発の規則の出題が見受けられます。
そうすると、過去問対策で解くことが難しく、フローを抑えたとしても解くことはできません。

なので、それなりに勉強をしたとしても、今年のPCTについて正答率を確実に上げるのはコスト的に難しいと思います。

4問目が過去問に近いので何とか取れるかも知れません。
5問目は184条をしっかり抑えていれば解けると思います。
6問目はマドプロ自己指定なので解けてほしいです。
7、8問目はパリ条約のため、過去問+条文で解けてほしいです。

こう考えると、過去問+αの範囲でも4~5問は解けるはずで、足切りは避けられる状況です。
PCTで難しい問題があると、そちらに目がいきがちですが、過去問の範囲をしっかり押さえること。
そして、その記憶が維持できる時間に学習することが合格の近道です。

ということで、とりあえず1月位迄は四法をしっかり固めることを最優先にした方が良いともいます。

ただ、そんな問題も冷静になれば解けるんですけどね。
本試験だと、うっかり間違えてしまう・・・うっかりミス。
どうしても出てしまいますよね。なかなかつらい!

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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