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令和4年度弁理士試験統計

令和4年度弁理士試験論文式筆記試験合格者統計が発表されました。

人数が少ないとか色々とあるのですが、自分が注目している数は「初回受験者」の数です。
いわゆる「一発合格」の人達な訳ですが、こちらの数は増えています。

合格者のうち一発合格者が占める割合を見ると、令和に入ってから

6.8%→12.5%→9.5%→14.5%

と増加傾向です。

気になるのは、論文の答案の記載量、正確性等については、当然初回に受験する人より経験者の方がしっかり書けているはずです。
特に短答免除組の方が準備期間もあります。
一発合格者の人は,どうしても論文の準備は足りず、文章の正確性、規範の書き方は経験者と比較して書き負けてしまいます。

しかし、そういう人たちの合格率が高いということは、「初回受験者であっても合格できる内容の答案」であることは確かです。
皆さんがしっかり準備しないと合格できない答案ということであれば、初回合格者の割合は絶対落ちると思っています。
しかし、初回合格者の割合が上がっている(?)ということは、別のところにポイントがあるのだと思います。

もう少し論文答案の「基準」みたいのを、特許庁から示してもらえると、みんなゴールが見えて勉強しやすいと思ってます。
(そうはいかないと思いますけど)

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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