特許庁から弁理士試験の統計がでました。
最近は試験後に出ている状況です。
受験者全体 | 初回受験者 | |||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
令和4年 | 2754 | 284 | 10.3% | 687 | 74 | 10.8% |
令和3年 | 2686 | 304 | 11.3% | 857 | 75 | 8.6% |
全体としては合格率も下がっているので、やはり難しかったと思います。
ただ、注目するのは「初回受験者」の合格率は上がっているということです。
個人的な感想ですが、短答受験経験者の方が、見慣れない問題に動揺したり、考え過ぎて間違えている場合があります。
本試験は魔物が住んでいるとは良く言うのですが、この「考え過ぎて間違える」というのが結構厄介です。
例えば、模試や過去問だと、単純に「場合はないな」と思えるのが、本番だと「ひょっとしたらあるんじゃないか?」と、逆を考えてしまうことがあるためです。
また、GIマークのように、問題としては難しくない(GIマークを無視しても答えだけは出せる)のですが、本番だと動揺して間違えてしまうということです。
平均的にみれば、初回受験者の方が勉強時間がとれていたり、理解が深いということは考えにくいと思います。
淡々と答えを出すというのが、とても大切だと思います。