相談のメールについて

相談のメールがあったのでお答えします。
年末になり、色々とお答え遅延しています(なかなか上手くいきません)

概ね相談内容をみると、この時期の受講生としてはよくある質問なのでブログで回答してます。

ゆうしゃ

本日、学習コンパス9回目を見ました。
論文は年末までで、年始からは、四法、下三法を中心にすすめようかと考えていましたが、年末・年始は論文これ問のキーワード、項目上げなどを、隙間時間を使ってやります。
また、下三法の講座を見ていこうと考えています。

年末年始に論文これ問を勉強するのは良いと思います。

ただ、下三法は微妙に早いとは思います。
講座でも行っているように、下三法の講座を見ると、下三法の勉強を始めることになります。
そうすると、下三法の学習を継続しないと知識が抜けるので、年明けから下三法の学習をし続けることになり、四法の学習が少し少なくなります。

また、下三法自体が、学習時間を多く取ったからといって点数が安定する科目ではありません。
なので、現時点では四法を引き上げつつ、論文の勉強を一度休むタイミングで下三法の学習を始める方が良いと思います。

下三法は四法のように流れも作りにくいため、なかなか学習がしにくいところです。

ゆうしゃ

合格答練のマッチングはしてみた方がよいのでしょうか?
時間があればそうなのでしょうが、優先順位という意味ではどうでしょうか。

自分が落とした項目を探すという意味では必要ですが、過去問ほど丁寧にやる必要はありません。
項目を押さえるためのトリガー探しや、問題文の言葉がどこで使えるかといったことを確認する程度で十分です。

ゆうしゃ

短答の方も、四法は年末までには、これ問3回目が終わる予定です。が、まだまだ、覚え切れていないので、ひたすら続ける予定です。ポイント攻略講座も1回目は見終わりました。

覚えきれていないという状態ですが、理由付けの流れに持っていくようにして下さい。
単純な記憶作業(リハーサル方略)では、少し効率が良くないです。
理由付けは自分なりでも問題ないので、何か考えると良いともいます。

また、短答ポイント攻略講座も今見る必要はありません。
直前に知識を再確認するための講座です。
知識が固まっていない段階でみると、単に説明を受けている状態になるためです。
特に、この講座は雑談もせず、ひたすらポイントを説明しています。
知識が固まっていない段階での視聴は「解った気」になってしまうリスクがでてきます。
聞いていると断片的な記憶は入っても、自分で再生ができない=問題が解けるレベルにはならないです

講義の内容を自分で再現できる程度でないのであれば、視聴するレベルでは、まだありません。

ゆうしゃ

問題を解くのにどのくらいのスピードが必要かを体感するために、短答の本番形式での過去問もしてみたいとは思うのですが、いつ頃から始めればよいのでしょうか?
今の段階では時間がかかりすぎるので、もう少し、短答これ問の学習を進めてからした方がよいでしょうか?

過去問を解いてみること自体は良いと思いますが、目的としては「穴を探す」ことです。
なので、これ問のインプット、レア問からの条文の理解が進んでいなければそちらを優先しても良いともいます。

なお、「時間がかかり過ぎる」のが何にかかっているかが解りませんが、仮に問題を解く時間だとします。

そうすると、それは「時間がかかる」のではなく、単純に「時間をかけている」状態です。
多くの受験生で短答試験の問題に時間がかかるのは、時間をかけている状態です。
すなわち、正しい答えを出そうと、問題文を何度も読んで、丁寧に解きすぎていることが原因です。

特に自宅学習においては、「間違える」ことも学習の目的の一つです。
自宅で丁寧に読んで「正解」するのもいいのですが、急いで読んで「間違える」ことも学習効果はあります。

特に正しさを追求しすぎて学習ペースが落ちることが多いです。
まずは問題を解くことを意識されると良いと思います。

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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