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計算機工学(選択問題)

選択科目の問題が特許庁から発表されました。
→ 令和4年度弁理士試験論文式筆記試験(選択科目)問題及び論点

さて、自分が主に解る選択科目が計算機工学ですので、計算機工学の話だけ。

設問1は、今年も論理回路でした。
入力が3つ、出力1つのものですので、それ程難しくないと思います。
真理値表は直ぐに書けると思いますし、加法標準形もそれ程難しくないと思います。
あとは簡単化して、回路図におこすだけなので、40点は取れると思います。

設問2も、それ程難しくない問題です。
(1)は答えはでるのですが、導出過程書けと言われると少し困ります。
(2)のデッドロック以降はほぼ用語問題です。
用語は解っていても言葉で説明するのが少し大変だと思います。
計算機工学は用語問題が少し厄介で、時間足りない気はします。
ただ、設問1で40点とれいれば、残りで20点取るのは難しくないと思います。

さて、計算機工学ですが、応用情報を受験している人が選択できるか?と言われると、今年の傾向なら可能だと思います。
その場合、応用情報の試験では「捨ててもよい」という前半(論理回路など)の勉強が必須です。
論理回路については、どちらかというとパズルに近いので、それ程難しくないとは思います。
ただ、令和元年みたいに、XORで示したりすると少し難易度が上がると思います。

設問2については、難易度にばらつきがあります。
令和2年は数値表現でしたので、応用情報と比較して難しいと思います。
令和元年はコンピュータの基本構成でしたので、基本情報レベルで易しかったです。

あとは、計算機工学、必ず設問1が論理回路とは限らないのが少し厄介です。
といっても、最近はずっと論理回路なので、論理回路の対策で大丈夫だとは思います。

昔に比べると、試験傾向にそれ程ブレがないと思います。
なので、情報系の人であれば、応用情報で免除をねらいつつ、計算機工学で受験するのが良いと思います。

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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