先月の末、弁理士試験の選択科目が統廃合されるという内容が特許庁のHPにあがりました。
https://www.jpo.go.jp/news/public/iken/document/250731_benrishi_kisoku/shorei.pdf
パブリックコメントを募集していますが、概ねこの内容で決まると思います。
そうすると、令和9年の試験から、選択科目がさらに減ることになります。
さて、自分が解る分野の理工V(情報)ですが、
現在の情報理論・計算機工学から
情報基礎(情報理論・計算機工学・通信工学)の1科目になるそうです。
これはかなり対策が立てにくい科目になりそうです。
元々計算機工学も、いくつかの科目が併合されたものでした。
これにより、ハードウェアと、ソフトウェアの分野が混ざる出題になり対策が立てにくくなりました
今回、更に科目を統合するとなると、範囲的には広範囲になり、対策がかなり立てにくいです。
確かに、情報系の学部を出ていれば、これらの科目は学習します。
ただ、情報系の学部をでているので有れば、普通に応用情報を受けた方が圧倒的に楽です。
更に、もとも情報系の知識があれば、電気通信主任技術者も受験できますので、免除の範囲が広くなるからです。
電気通信主任技術者は、昔と違って、3科目に科目も減りました。
また、1科目は、工事担当者を取得すれば、免除になりますので、実質2科目で合格できます。
ということで、今までは、理系の他の専門科目は受験ができず、
更に民法のハードルが高いという場合に理工Vを選択することも考えられました。
ちょっと、令和9年以降は、選択科目としての受験は益々厳しくなるのではないかと思っています。