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試験当日に向けて

論文試験前日です。
今日一日最終調整として、状態を万全に持っていく日です。

ドラクエだって、ボスと戦う直前は宿屋に泊まって、HP/MP回復させます。
残念ながら「セーブしておこう」とはいきませんが、最終調整だけはしっかりして下さい。

資格試験ですので、当日は「点数を取ること」を中心に考えてください。
優先度は「項目」→「結論」→「理由付け」→「趣旨/条文番号」の順です。

ありがちなのが「根拠となる条文を探していたら時間が来てしまう」というものです。
とくに近年の特許法とかでは「根拠条文の規定を説明」することが求められます。
ただ、解らなければ後回しにするしかありません。
それを調べていて他の問題が書けなくなるのは避けた方が良いです。

特に条文番号を書くためだけに調べるのは、最後にして下さい。
答案構成にあった方がベターですが、それで時間を取るなら避けた方がいいです。

条文は唐突に言われたときに「探せるか」どうかが重要です。
例えば、PCTで「明らかな誤記を直したい」と言われた場合、明白な誤記の訂正を行います。
このとき、根拠条文はPCT規則91.1になりますが、いきなり本試験では探すのは厳しいとは思います。
「規則の後半にある」位が抑えられていれば十分です。

当日ですが、一つ気をつけて欲しいことは、試験が終了した瞬間にその問題は一度忘れる!ということです。
休み時間に絶対「あっ、あれ書けば良かった」とか、当日試験会場では振り返らないで下さい。
常に「前を向いて」当日は過ごして下さい。
知人と「おまえ、特許法で○○書いた?」なんて、絶対に避けて下さい。
終了した科目については全く触れないこと。

話されたときに断りにくい人は、休み時間中ヘッドホン(イヤホン)をしておくと良いです。
特に隣の席の人が話し出したら嫌でも声は入ってきてしまいます。
「えっ!刑事罰の適用なんて書く問題あった!」と動揺したら、次の科目に影響が出てしまいます。

ヘッドホンをしておけば誰にも話しかけられないし、話しかけられてもきこえないフリをすれば良いだけです。

絶対に終わった科目については、試験中は振り返らないで下さい。

あと、試験終了後、法文集をもらえます。
口述の練習に使いますので、絶対に持ち帰って下さい!
以前、スマートの地方組の受験生が「法文集持っているし荷物になるから」と
持ち帰らずに、あとで大変だったことがあります。
必ず試験は3科目受けて、法文集をもらってください。
(途中で返ると貰えません)

なお、以前は法文集は科目毎にランダムに配布されていました。
しかし、コロナ以降は、法文集に受験番号を記載し、同じ法文集を使用する運用になっています。

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この記事を書いた人

都内在住の弁理士。平成14年登録。
専門は特許(特にソフトウェア特許、画面UI、システム)。
LECで弁理士関係の講師。

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